ドクター向け聴診器のお話です。ケンツメディコから新しくリリースされている「ティーエスフォネット グランデ」。ダイヤフラム箇所が実用新案登録済みの新しい構造の聴診器だそう。先日デモ機を持って取引先業者さんが訪れました。
ケンツメディコは医療機器メーカーで、聴診器は日本で唯一、材料から生産まで一貫して 日本国内にて行っているメーカーになります。
>ケンツメディコについてはこちらをご参照ください
※余談ですがケンツメディコのロゴマーク作者は、トヨタ・レクサスのマークを作った方と同じだそうです(確かな情報ではなくあくまで聞いた話になりますが)
「ティーエスフォネット グランデ」、ダイアフラムの見た目が明らかに通常のものと違います。
“エクステンションダイアフラム”といい、伸展性の弾性膜部と高剛性の透明膜部で構成されています。ダイアフラムをリングで固定すると、チェストピースの内側に設けたインナーリングにより、接地面に押しつけた際にダイアフラムが全周にわたり径方向に伸張します。
↑付属品のダイヤフラムです。
↓説明は続きます。
「とにかく従来のものよりも音が大きい、電子聴診器を使っている高齢医師にも評判がいいんです」
「開発者は、臨床心臓病学教育研究会理事長の高階經和先生と
東京工業大学名誉教授の清水優史先生。今回の紹介は実用新案登録済みのケンツメディコの新製品ですが、高階先生はリットマン製品の監修もされていて聴診の世界では権威と言うべきお一人」
との事。
早速自分の胸にあてて心音を聞いてみます。
ビックリしました!(素人の感想で恐縮です・・・。)
音自体がとても大きいです。厚手のニット、ヒートテック2枚を重ね着していますが、その服の上からでも心音がよく聞こえます。
店舗にある別のデモ機で同様に服の上から心音を聞いて見ましたが、全く聞こえません。
音の聞き分けに関しましては、我々素人にはわからないためデータ転載させていただきます。。III音IV音が聞こえやすいそうです。
「診断効能を比較したところ新構造のエクステンションダイアフラム聴診器の方が一般的なサスペンデッドダイアフラム聴診器よりも優れている」(概略)
日本循環器学会機関誌で論文が掲載されています。
来店された方、何名かにお試しいただきましたが、単純に驚かれる方をはじめ、内科の先生からは「●●音が●●の上位クラスの聴診器よりも聞こえやすい」といった具体的な感想をお聞きしています。
旗の台店にデモ機がありますので皆様もご来店の際にはぜひお試しください!!