麻布十番の駅から商店街を通って、六本木ヒルズにほど近いあたり、小雨がぱらついて逃げ込んだその店は、日本の伝統を守る専門店だった。
最初は、アートギャラリーなのかなと思ったのだが、ディスプレイされているアートは、全て手ぬぐい！
突然で大変失礼ながら取材を申し込んでしまった。
居合わせた代表取締役の須崎さんは、とても柔和な雰囲気をお持ちの方で、大変お忙しい中も、絵てぬぐいについて様々なお話をしてくださった。
水を通したあと、日光に晒し繊維の色素を抜いた晒し木綿。
台所での布巾であり、出汁をこしたりサランラップの代用であり、はたまた妊婦の腹帯に使ったりと、かつては暮らしに不可欠な道具でした。
それをカンバスとして、熟練の彫り師が彫り、型紙をつかって、伝統の技で手染めするのだそうです。
飾ってある絵てぬぐいは、もはや一枚の絵画のようです。普段使いにはもったいなすぎるかも！
もともと歌舞伎座などに卸していたようですが、8年ほど前、ここにお店を構えたのだそうです。
300種類もの品ぞろえがあるとのこと。
海外での人気も高いようで、お話を伺っている間にも後ろのほうでワンダフルの言葉が・・・
私も1枚買ってしまいました。
家に飾りたいと思います。
四季折々の図柄があるので、春になったらまた来よう(^^)
魂のこもった専門店のよいところは、作品に物語が込められていること。
専門店巡りをする時には、すいている間を狙って必ずお店のかたに話しかけることが重要です。
ここもとても暖かくなるお店でした。
帰りに麻布十番の地図と説明までしていただき大変ありがとうございました。
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麻布十番 麻の葉
〒106-0045 東京都港区麻布十番1-5-24 桜井ビル1F
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営業時間／10：30～19：00(金・土～20：00） 年中無休