埼玉医科大学国際医療センター 放射線腫瘍科 斎藤哲様

2着目のオーダー白衣が完成しました!!

今回はデティールに遊び心を加えたサファリコートタイプ。

基本の形は、1着目のスタンダードなフロックコートタイプと同じですが、ポケットやボタンをアレンジし、見た目にも賑やかさがあるデザインに仕上がっています。

何かとポケットを多用する白衣事情に合わせ、フラップは付いていれどもフタの機能は無く、その内側からスッと手を入れられる構造です。

そしてポケット本体は、物を入れるほど中央のプリーツが開き、ググっとと大容量に。

これは便利そう。。。!

前回同様に肩のアクションプリーツも取り入れています。

下の写真は、実際に診療をするときの動作です。腕や手元の動きを肩部分でサポートしているのが良く分かります。

以前はこの作業をする時は白衣を脱いでいたそうですが、今は着たままでまったく問題無し!

ほぼ1日中白衣姿で、ストレス無く仕事ができているとのことです。

大満足の様子にレピウスの宮崎氏もほっと一安心.。。。とても嬉しそうな笑顔を見せていらっしゃいました。

1着目はスタンダード、2着目は少し遊び心を加えて、と、違いを出せるのもオーダー白衣ならではの楽しみ方。

実はこの2着、仮縫いは1着の半分をフロックコート、半分をサファリコートの仕様という仮縫い服を作ってチェックするという、ちょっと変わった形で行いました。

下の写真、向かって左半分がサファリ、右半分がフロック。

ポケットや襟の形など、違いがお分かりいただけると思います。

これはオーダーする側、作る側問わず、オーダーメイド経験のあるお2人でも(もちろん当店でも!)初めての試み。

ドクターとデザイナーの畑違いとはいえ、プロが一緒にもの作りをする過程では、こんな離れ技も繰り出されるのです。いやはや、すごいすごい。。。

医療ユニフォームとして、特にドクターが着る白衣は機能、利便性、安全性、見た目など何かと制限が多いもの。

加えて信頼感、安心感といったパブリックイメージをしっかり維持していなければいけません。

その中で、着る人のモチベーションや満足感に繋がるものを作り上げるというのは、デザイナー、クリエイターとしては、とてもやり甲斐がある仕事です。

時間がかかっても妥協せずに、良いものをつくりたいという斎藤様の熱意に、宮崎氏のセンスとスキルが応えて出来上がった白衣、本当にカッコ良いものができなあ、としみじみ思います。

製作過程を追ってご紹介してきました、このブログを通して伝わりましたら幸いです。

2着目を持ち帰り後、早速職場で着てみたという斎藤様から

「着心地の良さはもちろん、気持ち的にも胸を張って堂々と診療ができています」とメッセージをいただきました。

どうもありがとうございました。

また何か機会がありましたら、ぜひお声がけくださいね!!