昨年、15周年を迎えたプロフェッサーズラウンド。 白衣のセレクトショップとして大きな節目となりました。 私たちが厳選したブランドの魅力をもっとお客様に知っていただきたい!との思いから新しいブランド、ウルフオブテクノロジーをご紹介。
ブランドディレクターの古屋英敬氏はなんと現役ドクター!
どのような経歴、お人柄なのでしょうか。
また、ブランド設立に至った経緯やこだわりなど伺いたいことが沢山!!
そこで、インタビューをしてみました。
こちらはインタビューpart3です
今回も引き続き、ブランド立ち上げについて伺っていきたいと思います。 立ち上げから商品になるまでどのくらい期間がかかりましたか。
構想と準備に丸2年かかっています。やり始めるとコンセプト設計や世界観の設定とか、生地の予約から調達、デザインやギミックの試作、プロモーション計画や動画制作、大事な資金調達など、やることが沢山出てきて、ほんと二人か三人分の人生を生きてました。けど面白すぎて没頭してたんでやれちゃいましたね。没入してやっていると、この事業めちゃくちゃ面白いから巻き込み力も凄くて、だんだん仲間も一人二人と増えてきて気づけばちゃんと会社になってしまいました(笑)
そうでしたか。とても勢いを感じますが勢いだけでなく、おさえるところはきちんとおさえていらっしゃる感じですごいなぁ!と思います。
製作過程では、生地とデザインには譲れないクオリティがあったので、試作は重ねすぎてドラマもありましたが紆余曲折の後、現在の形としてリリースすることができました。 アパレルの生産も色んな生産形態、そしていろんな会社があって、様々な技術があるのだなという学びもありましたね。 この商品になるまでの生みの苦しみの期間を黙ってついてきてくれたメンバーたちには感謝しかないので、ここをお借りしてお礼を伝えたいです。「ありがとうございます。」
生みの苦しみ…私たちもオリジナルの商品やコラボ商品を製作していく過程でもいろいろあります…こうやってメンバーに感謝出来るトップの方がいるってメンバーの方々も嬉しいことですよね。 これも聞いてみたかったのですが、デザインはどのように進めているのでしょうか?
デザインチームで新作の企画を考えています。 ブランドコンセプトである ”洗練” という言葉に沿ってシンプルかつ独創性のあるデザインを心がけています。後、少しずつ遊び心をちりばめるようにしています。ネーミングですとか、デザインの中にオマージュだったり、笑いはちょっとあるようにしています。大体一つの作品に一つずつはギミックがあります。 逆にギミックだけ先に思いついて、そこから拡げて1枚の作品に仕上げるパターンもあります。 ですので、私たちのデザイン工程は、1枚の色形を決めるというよりは、1枚製作するそのプロジェクト自体をマネジメントしている感じです。
企画会議が楽しそうですね!コンセプトが真ん中にあり、遊び心、オマージュ、笑い、ギミックが…想像力が大事ですね。商品になるまでの期間、一番心に残っていることは?
沢山あるんですけど(笑) 一番は立ち上げの瞬間ですね。ちょうど私自身も色々重なっていた時期でしたので、凹んだり迷走していたんですよね。新しいことに挑戦して現状打破したいというタイミングでしたので、あの時の強い衝動と仲間とのグルーヴ感は鮮明に覚えています。「やりたい」が、すぐその場で 「やろうやろう」になっていったのが凄く印象的でした。 とはいえ始めだけではなくて、結構な感じで毎回会議とか創作活動がとにかくいまだにわくわくするんですよ、ビックリするくらい。
立ち上げの瞬間でしたか。ご自身もいろいろとある中、新しいことに挑戦して現状打破したいというパワーは並々ならないことだったと思います。強い衝動・グルーヴ感、想像しただけでも鳥肌たちます!古屋さんのお話を伺っていると、なぜか音楽的な要素を感じます。
イメージカットの撮影も絵コンテ書いて深夜の繁華街で撮影したりとか。もう、メイキング映像だけでもインパクト大です。あまりにメイキング映像がインパクト強いので、何度か動画回したりもしていて、もう少し知名度上がったら公開しようかなと思ってます。 そんな感じで作りあげてる新作が届いた時なんか特に、毎回クリスマスの子供状態です。「うわーっ」て本気で毎回言ってます。
本格的ですね!ぜひ、公開が楽しみです!新作を待ち焦がれて、届いたときの感激もひとしおですよね!瞳がキラキラの古屋さんを想像できます。
他には、元々なんとなくあるかなと思っていたんですが、韓国でやっぱりニーズがあって。 韓国の著名なドクターが学会の際に着用してくれたんですね。あれは私たちにとっては感動的な瞬間でした。
韓国でのニーズ、なるほどー。ありそうですね!広がる予感がしますね。 いろいろと伺ってきましたが、立ち上げてみての率直な感想をいただけますか。
正直めちゃくちゃ楽しいです。やってよかった、形にできてよかったと思っています。 けれど、まだブランドとしてはスタート地点に立ったばかりですし、この後のアイデアと新たな医療従事者のファッションスタイルの完成形まで道のりは長いですね、楽しみです。
行動を起こしてこそ全て。そんな感じがします。ありがとうございました! 次回はユニフォーム業界について思うことなども伺って行きたいと思います。お楽しみに!
次回へ続く PART4近日公開予定