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大手ブランドデザイナー、商品企画そして独立、宮崎能典氏へインタビュー

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デザイニングプレミア代表:宮崎 能典氏
早稲田大学、文化服飾学院を卒業、仏オートクチュールプレタポルテ連合協会主催の国際コンクールで奨励賞受賞・日本デザイン文化協会賞受賞。HANAE MORIでスーツ、アンサンブル、ドレス等を手がける。その後(株)JUN ロぺピクニックで MD&企画担当、その後独立。

”かわいい白衣をつくって欲しい” 医師の一言がきっかけ

白衣をつくったきっかけはなんでしょうか?

月並みかもしれませんが、知り合いの女医さんから、「かわいい白衣を作って欲しい」と言われたことがきっかけです。ベースとなる生地の選定やデザインに関しては、多くの医師にサンプルを見せご意見を伺い製品化しました。

たしかにかわいいデザイン、そして斬新ですね。

斬新を狙ったつもりはないのですが、パリコレなどのラグジュアリーブランドのデザインなどで、トラディショナルで品のあるデザインを参考にして、白衣として使えるようアレンジしています。
ただ、私は従来の白衣をあまり知らないので、こんなデザインの白衣があってもいいのではないかと、いろいろ提案している次第です。
そして、たくさんの医師のご意見を聞いて、商品にフィードバックしています。

デザイニングプレミア代表 宮崎 能典氏 イメージ

豊富な興味・知識・経験に、”感性”をプラスし生み出されるデザイン

服飾に興味をもったきっかけをお教えください。

大学時代は、哲学と社会学に興味を持ちました。
その中で特に、消費社会と流行現象に興味を持ちました。人々が自分の自由意志に基づいて好きな服を買ったり、自分らしさを求めてオシャレをするのに、どうして、同じ流れに紡がれていくのか?
そこにどんな力が作用しているのか。

流行という消費活動のメカニズムに興味を持ち、現代消費社会の中で、消費を通じでの自己表現のあり方や、無自覚にもてはやされる「個性」の本質、個人の主体のあり方に興味を持ちました。そこからファッションの道に進もうと思いました。

ちなみにファッションブランドはクリスチャン・ディオール クリストバル・バレンシアガなどが好きですね。

服飾の経験と知識は、白衣にどのように反映されていますか?

デザインの繊細さと、耐久性に優れた品質、そして生産性の高い仕様設計を高い次元で両立できるように、
デザイン、パターン、縫製仕様をすべて自分でやっています。

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リボンポケットや、エレガントなフリルカラーなど白衣で見たことがありませんでした!

看護師さんの白衣では、リボンなど使ったデザインはあったと思います。
私自身、普段の洋服のデザインでもリボンをアレンジすることはあるので、なんとなくデザインしておりました。
特に意識してではないです。

レディス、メンズ共にバリエーションが豊富で当店でも人気です。アイディアや秘訣などお聞かせください。

長年、女性の洋服をデザインしてきましたが、自分はメンズも出来るんだなと実感しております。
秘訣といったものはありません。

外出時や電車のなか、ウインドウショッピングなどで、常に面白いデザインはないか、白衣として使えそうかなど考えています。

想定外!? ということではないのですが、メンズのテーラードカラー2ボタンドクターコート、ZIP半袖ケーシージャケット、レディスでは、スタンドカラーXラインドクターコート、リボンポケットシリーズなどは評判いいただき定番となりました。

豊富なラインナップの他、オーダーメイド白衣も積極的に展開

順調ですね。今後の展開などお聞かせください。

いえいえ、小さな失敗の積み重ねです。
時々学会へ出展しますが、学会によって医師の皆様の反応は様々で、とても評判になることもあれば、
まったく見向きもされないこともありますよ。

今後の展開についてですが、
積極的にオーダーメイドをお受けしたり、
お客様の声を元にラインナップなど増やしていく予定です。

女性ものでは細身のスリムシルエットなものばかりを作っていたのですが、
動きやすさを向上させたスポーティラインを作りたいと思います。

男性ものでは、自分が腹が出た中年体型なので、お腹がでてもかっこよく着られる白衣を作りたいですね。笑

白衣オーダーメイド イメージ

当店においても今後、レピウスブランドのオーダーメイド受注会など企画しています。
またコラボ白衣も継続していきます、
今後も楽しみなブランドですので是非チェックください!